群馬大学教職員組合荒牧支部

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2016年1月19日号
HeadLine第1昼食会のご報告荒牧支部運営体制について2015年度新執行部紹介

2015年度荒牧支部第1回「昼食会」報告(1月6日開催)

長安めぐみ先生

長安めぐみ先生

演題:「迷走する女性活躍促進についての一考察〜基本はすべての平等,そして平和」

講師:長安めぐみ先生(男女共同参画推進室)

さる1月6日(水)に,教育学部第一会議室において,恒例の組合昼食会が開催されました。今回は,男女共同参画推進室の長安めぐみ先生に「迷走する女性活躍促進についての一考察〜基本はすべての平等,そして平和」という演題でお話を伺いました。

長安先生は,長年,男女共同参画,女性への暴力防止,女性研究者支援,さらにはマイノリティの権利擁護の活動に尽力されており,講義内容は非常に興味深いものでした。

まず,先生が所属されている男女共同参画推進室の「まゆだまプラン」では,2016年3月末までに現在14.2%の女性研究者の在職比率を16.4%にする女性研究者の採用増と,さらには女性の上位職への登用増(例えば,女性副学長2名)がめざされていること等がカラフルなレジュメを使って紹介されました。これに対して,先生が「女性の活躍は必ずしも数ではない」として女性の質的地位の向上を主張されていたのが非常に印象的でした。

また,女性の人生設計は,歴史的に時代の要請の影響を受け続けているのであり,女性は人生を「あたかも自分で選んでいるようで,実は巧妙に選ばされている」という先生の意見には深く考えさせられました。そして,現在,未婚男性の3分の1は年収200万円以下であり,また既婚男性も子どもや妻との会話時間や家事・育児時間が十分にとれず,自殺者の68%が男性であるという男性にとっても厳しい現実が女性の自立や活躍を阻害していることも主張されました。特に,先生が「女性の貧困を追い続けたい」と静かに熱く語っていたのを忘れることができません。この点,「女性活用」を「女性活躍推進」と言い換え,女性活躍推進法を成立させた政府の近時(2015年)の取り組みも紹介され,女性活躍推進法ではすっかりジェンダーの視点が抜け落ちていると指摘されました。

報告後も,二人の先生から熱心な質問が行われ,特に「大学で男女共同参画に携わっている教職員には非常勤の女性が多く,それ自体が問題意識のなさの表れである」「十分な体制を整えるためには,今いる常勤の教職員にも意識改革や何らかの負担が求められざるをえない」という趣旨の議論には,この問題は決して他人事で済ませられないと痛感いたしました。

ご多忙のなか,報告をご準備していただき,このように有益なお話をして下さった長安先生,およびご参加いただいた組合員の先生方に深く感謝を申し上げます。

文責・藤井正希(社会情報学部)


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荒牧支部運営体制について

本年度の荒牧支部定期大会で承認された活動方針のなかに,「荒牧支部運営体制の改善」があります。ここでは,組合役員のなり手不足,その結果としての一部組合員への負担集中といった問題と,これらの問題の解決策としての活動内容の見直しや役員の輪番制の導入の検討などが記されています。現時点で執行委員から何らかのご提案ができるだけの準備はできていませんが,この問題については今後も検討を進めていきたいと思いますので,組合員のみなさまからもご意見などお寄せいただければありがたいです。


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2015年度執行部紹介

① 名前と役職,② 所属と職名,③ 専門分野,④ 研究概要,⑤ みなさまへ一言

15年度執行部

新藤慶,委員長

② 教育学部,准教授

③ 教育社会学

④ 居住地域やエスニシティの差異に起因する教育の不平等の実態を把握し,その解決の方途について研究を進めています。

⑤ 少しずつ,組合のこと,大学のことが見えてきました。学生や教職員のための大学が損なわれないよう頑張りたいと思います。


藤井正希,書記長

② 社会情報学部,准教授

③ 憲法学

④ 表現の自由(憲法21条)との関係で,マスメディアをどのように規制し,適正化すべきかを最大の研究テーマにしております。

⑤ 憲法上の権利である組合活動の自由(28条)を最大限に行使し,群馬大学を学生や教職員にとって少しでも居心地のよい場所にしたいと考えます。


小林陽子,会計

② 教育学部,准教授

③ 家庭科教育学,家政学史

④ 家政学の成立に関する歴史研究を進めてきました。最近は,家庭科教育実践や家庭科教員養成にも関心を寄せています。

⑤ 入るを量りて出ずるを制します!


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Last Update 2016.02.12.
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電話:027-220-7460,e-mail: itoken@si.gunma-u.ac.jp